2021年度 第20回 全国研究【熊本】大会
日 程 | 2021年 6月 19日(土)~ 20日(日) |
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開催方法 | Zoom等を用いたオンライン開催 |
参 加 費 | 無 料 |
≪シンポジウム≫
シンポジウムA: 「地域循環共生圏(SDGs)と地域政策 ―草原保全からのアプローチ」
シンポジウムB: 特別企画 「新型コロナ感染症からの復興と地域政策イノベーション」
≪分科会タイムテーブル≫
6月19日(土) ➊政治行政 ➋イノベーションと話し合い ➌スポーツによるまちづくり
6月20日(日) ➍都市 ➎地域福祉計画 ❻環境政策 ➐中山間地域政策
≪個別報告タイムテーブル≫
6月19日(土) ➀都市・地域活性化 ②農業・農村 ③交通・観光 ➃医療・福祉
6月20日(日) ⑤政治・情報 ⑥経済・産業 ➆コミュニティ・NPO ⑧教育・人材
≪学生ポスターセッション≫
学生ポスターセッション(個人部門)
学生ポスターセッション(グループ部門)
ー 表 彰 ー
会長賞(ポスターセッション 個人部門)
●石井 秀海 (宮崎大学)
会長賞(ポスターセッション グループ部門)
●森野 純夏・檜山 諒 (高知大学)
審査員特別賞(ポスターセッション グループ部門):2件
●西村悠汰・梅宮健太・鹿沼龍乃輔・茂岡峻也・茂田岬樹・田口紗希・谷藤光夏・
永田大稀・藤田亮吾・松島壮太・依田和樹(高崎経済大学)
●箱崎香菜子・松木乃愛(宮城学院女子大学)
≪大会の様子≫
シンポジウム A
日 時: 2021年6月19日(土)13:00~16:00
テーマ: 地域循環共生圏(SDGs)と地域政策―草原保全からのアプローチ
座長挨拶・解題
上野 眞也 氏 (熊本大学名誉教授)
熊本市出身。都市銀行、熊本県庁職員を経て、平成13年から熊本大学・助教授、平成18年から令和2年まで政策創造研究センターや大学院社会文化科学研究科の教授。研究テーマは、地方自治、ガバナンス論、ソーシャル・キャピタル論、社会的ジレンマ研究、メチル水銀曝露リスク研究、コモンズや社会生態学など。博士(公共政策学)。
報 告
第一報告 (30分)
潤い育む阿蘇の草原と保全の取り組み
- 高橋 佳孝 氏 氏(全国草原再生ネットワーク会長・阿蘇草原再生協議会会長)
福岡県出身。専門は草地生態学だが,自然環境、地域社会など幅広い分野に関心を持ち,草原にまつわる問題を農畜産業や文化景観の視点から幅広く調査研究している。全国草原サミットの開催にも尽力し,2007年には「全国草原再生ネットワーク」を立ち上げた。また、自然推進法に基づいて2005年に発足した「阿蘇草原再生協議会」会長として,人と牛が共生する阿蘇草原の維持・再生にとりくんでいる。
第二報告 (30分)
森里川海からはじめる地域循環共生圏の創造
- 岡野 隆宏 氏(環境省 自然環境局 自然環境整備課 温泉地保護利用推進室長)
1997年に環境庁(現環境省)入庁。国立公園のレンジャーとして、阿蘇くじゅう国立公園、西表国立公園で現地勤務を経験。自然の恵みの保全と活用による地域づくりに関心があり、2018年8月から「地域循環共生圏」づくりを担当。2020年7月より現職。
14:10 休憩および質問・ご意見をチャットで
第三報告 (30分)
農山村再生と地域政策 -「にぎやかな過疎」に向けて-
- 小田切 徳美 氏(日本地域政策学会 会長、明治大学農学部 教授、明治大学大学院農学研究科長)
東京大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。博士(農学)。高崎経済大学経済学部助教授、東京大学農学部助教授などを経て2006年から現職。日本地域政策学会会長。国土審議会委員(国土交通省)、過疎問題懇談会委員(総務省)などを兼任する。『農山村は消滅しない』(岩波新書、2014年)、『農村政策の変貌』(農文協、2021年)など著書多数。
コメント (30分)
- 一ノ瀬 友博 氏(慶應義塾大学環境情報学部 教授)
慶應義塾大学教授。東京大学大学院農学生命科学研究科で博士(農学)を取得後、ミュンヘン工科大学、兵庫県立大学、マンチェスター大学などを経て、2012年より現職。専門は、景観生態学、造園学、農村計画学。2019年4月より環境省環境研究総合推進費「自然資本と社会関係資本に着目した地域循環共生圏の重層性構築に関する研究」に取り組んでいる。
15:30 報告者、参加者との意見交換
シンポジウム B 特別企画
日 時: 2021年6月20日(日)13:00~15:30
テーマ: 新型コロナ感染症からの復興と地域政策イノベーション
挨拶・企画主旨
山下 永子 氏(九州産業大学 教授)
福岡県久留米市生まれ。熊本大学卒業後、地方銀行、建設コンサルタント、調査会社、アジアビジネスコンサルタント、福岡市男女共同参画推進センター、広告代理店、(公財)福岡アジア都市研究所、等民間・公的機関において、調査研究・事業遂行業務等に従事。この間、社会人学生として2005年 熊本大学大学院博士課程修了・博士(公共政策学)、2014年豪州私立BOND-BBT大学院修了・MBA取得。2015年九州産業大学経営学部に着任。現在、地域共創学部地域づくり学科教授・語学教育研究センター長。
第1部 講演・話題提供
地域の「読み解き」と「介入」の方法論
-デザイン・インスティチュートとしてのリ・パブリックの理念と活動
- 田村 大 氏(株式会社リ・パブリック 共同代表) :40分
東京大学文学部心理学科卒業、同大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。1994年、博報堂に入社。以降、デジタルメディアの研究・事業開発等を経て、イノベーションラボ立ち上げに参加。同ラボ上席研究員を経て 2013年に退職、株式会社リ・パブリックを設立し、創造的でシステミックな地域や企業の変化に向けた研究・実践を、本格的にスタート。2009年、東京大学工学系研究科 堀井秀之教授とともにイノベーションリーダーを育成する学際教育プログラム・東京大学i.school(アイスクール)を発足、ディレクターに就任。2013年4月より同スクールエグゼクティブ・フェロー。現在、九州大学・北陸先端科学技術大学院大学にて客員教授、京都大学技術イノベーション事業化コース講師を兼任。著書に「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた」(2010, 早川書房)等、多数。2014年より、福岡県在住。
第2部 事例報告
新型コロナ感染症に負けない広川町まちづくりアンケートの分析と施策反映
- 山下 永子 氏(九州産業大学 教授) :15分
- 飯田 潤一郎 氏(福岡県八女郡広川町 副町長) :10分
福岡県立福島高校卒。昭和50(1975)年、福岡県八女郡広川町役場入庁。国保、税務、財務から市町村合併まで幅広い行政事務に従事し、平成15年に企画財政課長、平成19年7月から副町長(現在4期目)。広川町社会福祉協議会会長。
第3部 パネルディスカッション・質疑応答
飯田副町長、田村氏、西塔氏、山下氏
- ➀ 山下 永子 氏 モデレーターによるイントロダクション :2分
- ➁ 西塔 大海 氏 活動紹介 :10分
地域おこし協力隊制度等設計の専門家。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。さとのば大学講師。
1984年生まれ。2013年福岡県上毛町の世帯数14軒の中山間集落に移住。地域おこし活動のかたわら、全国の自治体で地域おこし協力隊と地域プロジェクトマネージャーの制度設計と導入支援をしている。また、地域を旅する大学「さとのば大学」を通して、オンラインでの”学習するコミュニティ”づくりにも取り組んでいる。2020年からは合作株式会を設立し、SDGs達成に向けた官民連携事業構築を行なっている。
- ➂ 田村 大 氏 広川町での活動紹介 :5分
- ➃ 意見交換 :35分
➄ 質疑応答 :25分
➃ まとめ :8分